コラムColumn

2023年03月30日

2023年4月からの小児ワクチンの変更点まとめ(足立区版)

新年度の2023年4月1日からお子さんのワクチンについていろいろと変更点があります。

簡単にまとめてみたので、関係のあるところだけチェックしてみてください。

 

★おたふくかぜワクチンについて

おたふくかぜワクチン(任意)の公費助成(4000円)が開始になります。

窓口では費用から4000円を引いた額を支払います。

対象:2022年4月2日以降に生まれたお子さん

期間:1歳の誕生日前日~2歳の誕生日前日まで

対象者には予診票が送られてきますのでご確認ください。

 

★HPVワクチン(子宮頸がん予防)について

4月1日よりHPVワクチンの定期接種がガーダシル(4価)からシルガード9(9価)に変更になります。含まれるウイルス抗原の種類が増えるため、より予防効果が高くなり、子宮頸がんの予防効果もアップすることが期待されています。

対象:小学校6年生~高校1年生の女子
推奨接種年齢:中学1年
キャッチアップ対象の方(誕生日が1997年4月2日~2006年4月1日の女性で、過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方)もシルガード9の接種を受けることができます。期間:令和4(2022)年4月~令和7(2025)年3月

接種回数の変更
シルガード9のみ:1回目のワクチンを15歳の誕生日の前日までに打った場合は6か月あけて2回の接種で完了できます。15歳の誕生日以降に1回目を打った場合は、これまで通りの3回接種になります。
※ガーダシル、サーバリックスはこれまで通り3回うちです。

交互接種が可能に
1,2回目をガーダシルで打っている方も、希望があれば4月以降残りの接種をシルガード9に変更できます。詳しくは診療所にお尋ねください。

 

HPVワクチンについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
Know! VPD
「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」

 

★四種混合ワクチンについて

2023/4/1より、四種混合ワクチン接種の対象者が生後3か月から生後2か月に変更になります。
2023/1/2~2/2生まれの人は4/1より
2023/2/3以降に生まれた人は生後2か月から四種混合ワクチンを接種することができます。

★小児のコロナワクチンについて

詳細はこちらをご覧ください
令和5年度の新型コロナワクチンについてのリーフレット(厚生労働省)

<6か月~4歳のお子さん>

これまでどおり、初回接種(従来型ワクチンを3回)を継続します。
スケジュール:3回 (1-2回目は3週間、2-3回目は8週間あける)
当院では毎週水曜日の 14:00-14:30に予約枠を設けています。(足立区の予約システムから予約可)

 

<5歳~11歳のお子さん>
初回接種(1,2回目)がまだの方:まずは1.2回目接種(従来型)を受けてください。
初回接種が終了している方は最後の接種から3か月をあけてオミクロン株対応 2価ワクチンを打つことができます。
当院では毎週水曜日の 15:00-17:00に予約枠を設けています。(足立区の予約システムから予約可)

 

<12歳以上のお子さん>

初回接種(1.2回目)が終了している方でオミクロン株対応 2価ワクチンをまだ1回も打っていない方は5月7日までに接種をしてください

※5月8日開始のコロナワクチン春開始接種(5-8月)は以下の方に限定されます。
・65歳以上の人
・12-64歳までの基礎疾患がある人
・医療従事者等

 

9月開始予定の秋開始接種(9-12月)は初回接種を終了した5歳以上のすべての方が対象ですが、初回接種(1.2回)を終えていないとオミクロン対応2価ワクチンを打つことができません。

※初回接種を終えていない人は東京都庁の展望台にある大規模接種会場で接種可能です。
詳しくはこちらをご覧ください→「東京都大規模接種予約システム」